エコジオ工法とは

環境にやさしく、
土地の価値を下げる可能性が低い

エコジオ(※)工法は、三重大学(酒井俊典 理事・副学長)と尾鍋組(三重県松阪市)との共同研究の成果に基づく地盤改良技術です。
一般的に使われているセメントや杭を使わず、砕石(小さく砕いた自然石)だけを用いて施工します。施工では、「EGケーシング(特許取得)」という鉄の筒を用いるため、周囲の弱い土砂が砕石に混ざらないので、常に安定した品質で施工できます。
また、地中に「人工物(埋設物)」を残さないため、お施主様の土地の価値を下げる可能性が低く、CO2の排出量も少ないため、地球環境への負荷も少ない地盤改良技術です。
※商標登録第5246930号

(株)尾鍋組 代表取締役 尾鍋哲也
株式会社尾鍋組 代表取締役 尾鍋哲也

尾鍋組は、昭和37年、土木工事業として出発しました。これまで、地域において安全、安心な社会資本整備をめざし、道路や橋梁、砂防、河川の護岸などの土木工事を主体に事業活動を行ってきました。

平成15年には、土木事業で培ったノウハウを有効に活用できる「環境負荷の少ない自然石の地盤改良事業」へ進出し、平成22年、三重大学との共同研究により、自然石だけを使用する地盤改良技術「エコジオ工法」を開発しました。

環境問題がクローズアップされる現在、地球環境の保全は企業の社会的使命です。今後は、安心・安全とともに環境負荷の少ない土木技術により、社会資本整備に貢献します。

三重大学 酒井俊典 理事・副学長
三重大学 酒井俊典 理事・副学長

エコジオ工法は、自然材料である砕石を用いる環境に配慮した工法です。砕石は劣化しにくく長期的に強さを保つことが出来る材料で、昔から地盤の支持力を高めるため、いろいろな施設の基礎などに利用されてきています。また、砕石は排水性が良く、地震時の液状化や盛土の排水などの対策にも利用することが可能です。

エコジオ工法は狭小地での施工が可能な小型機へ装着することを目的に開発を進め、小型機での施工でも、地盤の支持力や排水性の効果を発揮するのに不可欠な砕石改良体へ土砂などの混入がなく施工時に砕石の連続性が保たれているか、あるいは砕石の持つ種々の地盤改良効果が適切に発揮できているかなど、さまざまな角度から確認・検証を行ってきました。

三重大学

エコジオは、(株)尾鍋組と三重大学との共同研究の成果に基づく地盤改良技術です。

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