液状化対策
液状化対策の施工で必要なのは、
「穴の崩壊を防ぐ ケーシング」
「穴の崩壊を防ぐ ケーシング」
エコジオ工法は、間隙水圧消散の効果を利用して液状化対策に利用することができますが、液状化対策用の調査・設計を行うことが必要です。エコジオ工法で液状化対策の設計・施工を行う場合は、国立研究法人土木研究所(旧 建設省土木研究所)が発行している「液状化対策工法 設計・施工マニュアル(案)」に基づいて設計・施工を行います。以下に、設計・施工・管理における主な項目を示します。
著書名:液状化対策工法
設計・施工マニュアル(案)
発行者:建設省土木研究所
発 行:平成11年3月
1設計方法
エコジオ工法は、従来のグラベルドレーン工法と同様に、ドレーン工法として設計します。
液状化対策工法 設計・施工マニュアル5.10ドレーン工法(278ページ)
2施工方法
「ケーシングオーガ」での施工が規定されています。
液状化対策工法 設計・施工マニュアル 6.6.2 施工方法(375ページ抜粋)
6.6.2 施工方法
(1)自然材料を用いる場合
1)柱状ドレーン
柱状のグラベルドレーンはケーシングオーガ方式で施工する。
エコジオ工法は、ケーシングオーガ(EGケーシング)方式で施工します。
ケーシングオーガとは
ケーシング(鉄の筒)の外周にスクリューを備えた装置の一般名称です。 エコジオ工法では「EGケーシング」がそれにあたります。
3施工・品質管理
液状化対策工法 設計・施工マニュアル 6.6.5 施工管理と品質管理(388ページ抜粋)では、以下のように定められています。
6.6.5 施工管理と品質管理
(1)自然材料を用いる場合
グラベルドレーンは、その性能上、所定の断面積を有する連続したパイルが必要である。
エコジオ工法では、EGケーシングにより、 穴の崩壊を防ぎ、連続したパイルを構築します。
エコジオの設計・施工方法
EGケーシングが壁面の崩壊を確実に防止。
砕石は、EGケーシング内を通り、最下端から押し出される。
砕石だけを確実に締め固めることができるため、設計通りの支持力、透水性を確保。
連続したパイルが、ドレーンの効果を発揮